飲食店に設置するなら
業務用エアコンは家庭用エアコンとは異なり、広い店舗や事業所などのスペースを一気に冷やしたり、暖めたりと効率よく稼働できますが、利用する場所や広さ、業種などによって最適なタイプを設置することがポイントになります。
飲食店の場合は着席して利用するので定位置でお客様へ直接風を当てないように心がけるのはもちろんのこと、温かい食べ物、冷たい食べ物に影響しないよう、テーブルや食べ物にも風が当たらないこと、窓際や店内の奥や入口などの温度ムラを造らないことも大切です。
ホコリの発生も抑えられ、掃除の手間も軽減できる自動クリーンユニット付きの天井カセット4方向などがおすすめです。
カフェやバーやサロンやショップなら
カフェやバー、美容室やエステなどのサロン店においても、お客様が座る位置やテーブルなどに直接風が当たらないようにするとともに、カフェやバーならタバコ等のニオイがエアコンの風を通じて室内中に回るのを避けることや、美容室などならパーマやカラーリングなどの薬品のニオイを軽減できる機能を備えた業務用エアコンがおすすめです。
一般的な脱臭フィルターをはじめ、メーカーが独自開発した除菌ユニット付きの業務用エアコンが安心です。
お店の場合、室内を狭することや、圧迫感を与えないよう、天井埋込型の業務用エアコンを導入することで、空間を広く雰囲気を明るくできます。
食品など温度に敏感な商品を扱うお店でなければ、店内に人がいないときに自動運転セーブ機能を装備した最新機種を導入すれば、省エネによる経費節減にも役立ちます。
事務所や施設や工場なら
オフィスでは快適な温度環境が仕事の効率を高め、生産性をアップできます。
温度ムラを防ぎ、女性の職員が気になる足元に溜まりやすい冷気を抑えるため、人や温度を感知するセンサーなどがついた最新機種を導入すると快適な職場環境が整えられます。
病院や福祉施設では一定の温度を保つ設定や人や温度を感知するセンサー付きをはじめ、ウイルス対策ができる除菌機能付きもおすすめです。
工場の場合、業種や規模にもよりますが、耐油対策のフィルターがついた天井埋込カセット型で全体の温度を管理するとともに、作業環境を快適にするためのスポットエアコンや配管が不要で便利な床置形の一人用なども考えられます。
大きな施設になるほど事前に現場調査を行ってもらい、どのようなレイアウトでどんなタイプを何台付けるのかや、作業環境に合わせたスポット用の業務用エアコンの配置などを提案してもらうのがおすすめです。