鍼灸治療は、紀元前の中国ですでに行われていたという記録があることから、2000年以上の長い歴史を持つ伝統的な治療方法です。
中国では鍼治療が特に広く流行したということで、鍼の技術の進歩は長い時間をかけて磨き上げられてきたといえるでしょう。
日本には奈良時代に伝わり、江戸のころには庶民にとって欠かせない不調改善方法であったとされていますが、明治維新によって西洋文明が入り込んでくるに伴い、西洋医学でなければ治せない病気が治るようになると、だんだんと西洋医学に頼るようになります。
そんな歴史を経て、現代社会では再び不調の改善に鍼灸が注目されています。
東洋で生まれた治療法は、原点回帰なのかもしれません。