整体にたどり着く人が求めるもの
首が痛い、肩こりがひどいという人は日本人には非常に多く、さらには腰痛持ちという人もたくさんいます。
腰痛持ちの人の中には、周期的にひどくなり、起き上がれないほどひどくなるというケースも多いのが特徴です。
肩こりは誰もが悩まされる体調不良ですが、中には肩だけでなく肩甲骨周辺から背中にまでコリが広がり、さらには首から後頭部、ひいては頭蓋骨全体が痛くなるほどひどい人もいます。
ここまでくると頭痛がするのはもちろん、時には吐き気をもよおすことすらあり、何らかの形で早く対処することが求められるでしょう。
最初は整形外科の受診
こうした状態にまで悪化した肩こりは、単なる肩こりでは済ますことができず、肩関節周囲炎というちゃんとした病名が付きます。
お風呂に入って温めたり、ストレッチをすることで痛みが和らぐ程度なら肩こりと言えますが、何をやってもどうにも楽にならないとなると、これは整形外科的観点から言って、立派な疾患です。
ただ、整形外科はあくまでも骨に異常がないかを診るため、強度の筋肉疲労を根本から解消する治療方法はなかなかありません。
筋肉の緊張を緩める筋弛緩薬や湿布薬による経皮鎮痛薬での対処、あるいは痛み止めの服用といった薬剤療法に加え、電気を当てたり首を引っ張ったりするけん引といったアプローチをとりますが、いずれも一次的な解決になるケースがほとんどです。
次にたどり着くのが整体
整体は手技療法のため、こわばってがちがちになった筋肉を手を使ってほぐしていきます。
手当てという言葉は、薬や医療機器がなかった時代、痛みのあるところに手を当て、手のぬくもりを伝えることで痛みを緩和していたことが由来とされているくらい、手による療法は効果的です。
特に凝り固まった筋肉をほぐすには、少しずつ加減しながら行わないと、一気にほぐそうと強い力を与えると逆に筋肉痛を生み、更なる痛みを追加することになってしまいます。
整体は、整体師がコリの具合を手で確認し、表面から深部へと徐々にほぐしていきます。
筋肉をもみほぐすだけでなく、肩や腕、肩甲骨を伸ばすことによっても筋肉のこわばりを解消していきますので、施術そのものがイタ気持ちいい状態になるでしょう。
このイタ気持ちいい状態は精神的にもリラックス出来ますので、整体に行くと肩こりが楽になって気持ちいいと感じられます。
この気持ちいいという感覚は整形外科にはない、整体ならではの良さです。